• tamacotahuuhal

みぃ~太郎のこと

いつも行く東の港町にみぃー太郎という名前の猫がいる。

出くわしたのは昨年の春、うららかな春の陽気の頃だった。


そもそも私は「名前」を記憶するのがとても苦手で、それは人だろうが猫だろうが同じである。出会ってもう月日が経つけれどその名を覚えたのは、ごく最近。


みぃー太郎はもともと野良で、船着き場界隈をうろうろしていたらしい。

船着き場には自動車の出入りも多く、事故に合っちゃあ可愛そうだろと猫がそこまで好きでもなかったおじいさんが、何だか良く分からないまま(所謂、行きがかりで)飼うことになったという話だった。

もしかすると少しうろ覚えだなので、そうじゃないってこともあるかもしれないけれども、まぁ大筋ではそんな話だった。


名前は野良の頃にはきっとなかっただろうから、猫が別に好きでもなかったおじいさんが付けてやったのだと思う。

春の陽射しが心地よい船着き場で、ノミ取り櫛を梳く光景を見るとまぁ猫は好きなんではなかろうかという感じだった。猫と人、人と猫の関係が良好かどうかはまぁ大方の場合は見たまんまだと思うからである。



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